書籍の紹介:モチベーション3.0
「やる気を出せ」は間違い
本書モチベーション3.0はダニエルピンク著大前健一訳です。 原書は「DRIVE」といいますが、大前健一が邦訳版を出すにあたって良い訳が見つからなかったので「モチベーション3.0」という題名で日本で発売されていますが、他国の翻訳版でも同様の訳になっている国があるそうです。 それだけ、「モチベーション3.0」という訳が本書の核心をついた題名であるということですね。
ちなみに、Driveを本書の意図に即して直訳すると「やる気」となります。 この本は、「持続するやる気をいかに引き出すか」という内容について書かれています。
本書を紹介しようと思った理由は2つ。 一つは私が家庭教師先でお話ししている内容とほぼ同じないようであること。 もう一つは今後の教育界に必要な考え方であると思っていることです。
「やる気を出せ」という言葉を良く聞きますが、本書を読めばその言葉がどれだけ間違ったものなのかが良く分かります。 そういう意味で、他人に対して指導する立場にある方、つまり保護者の皆さんや教師には是非読んで欲しい内容です。
なお、この書籍の紹介では、書籍の内容を紹介するだけでなく、私の考えも同時に載せております。 ですので、以下の紹介の中で「私」という言葉が出てきた場合は、この書籍の紹介を書いている人間を指すことをあらかじめご了承ください。