コミュニケーションの豆知識:
セルフイメージがすべてを決める
セルフイメージを高める方法
セルフイメージを高める方法は、インターネットを検索すればたくさん出てきます。 中にはいかがわしい方法もあったり、宗教がかった方法も紹介されていたりしますので、 ここではそれらを排して、どなたでも受け入れられる方法をいくつかご紹介します。 これらの方法以外にもいろいろなものがありますが、 お子さんのセルフイメージが高まるのであれば、 どのような方法でも良いと思います。
ただ、一つだけ注意していただきたいのは、 「言葉を掛ける」が重要なのではありません。 ご両親が、本心から期待することが重要なのです。 お子さんは、ご両親の本心に反応します。 言葉でどのように取り繕っても、心から期待していなければお子さんには逆効果です。
お子さんの未来に期待する言葉をかける
- 「将来どんな大人になるのか、楽しみだな♪」
- 「私はここまで出来たけど、あなたならもっと出来るようになるよ」
よく、「子供に厳しいことを言わないと、子供が安心してしまうのではないでしょうか?」と質問されますが、 全くそんなことはありません。 出来る、褒められるとなると、子供はどこまでもその行動を続けます。
「人はどうしたら動くのか」については、また別の記事で述べますが、 現在の世の中は、「足りないから頑張る」という人たちは減る傾向にあります。
お子さんの現在に対してマイナスの評価をしない
お子さんの悪いところを指摘するのみだと、お子さんのセルフイメージが下がります。 お子さんは、人格と行動の区別が出来ません。 叱られただけだと、お子さん自身の人格を否定されたと感じるのです。 しかし、言わなくてはならない状態になることも良くあると思います。
このような時は、 人格と行動をしっかり分けて話をしていきます。 「あなたはこんなに良い人格を持っているから、そんな行動は似合わない」と諭すわけです。 そうすると、望ましくない行動を指摘してはいますが、 お子さんの人格を尊重していますから、お子さんのセルフイメージは悪くなりません。 むしろ、お子さんのセルフイメージは向上するでしょう。
すべては試行錯誤の中で
他にもたくさんの方法がありますが、 こう言えば絶対に大丈夫という言葉はありません。 人間関係は、試行錯誤の連続です。 お子さんとの毎日の会話の中で、より良い方法を見つけていただきたいと思います。
文責:次郎丸