コミュニケーションの豆知識:
セルフイメージがすべてを決める
セルフイメージがすべてを決める
セルフイメージというのは、日本語に訳せば「自分自身の印象」です。 自分自身がどんな能力を持っていて、その能力はどれくらいあるのかという自己評価のこと、 それがセルフイメージです。
人の行動は、すべてこのセルフイメージから説明することが出来る、という考え方があります。 私の経験で恐縮ですが、私は小学1年生の時、「歯の健康優良児」という賞を頂きました。 私の母が私の歯の健康を非常に気遣ってくれたため受賞したもので、 私自身の努力では一切ありません。
これが小学校に入って初めて表彰される賞であったため、同級生の心の中には 「次郎丸は表彰されるやつだ」という認識があったようです。 別の表彰の時、私は表彰されませんでしたが、校長先生が「名前を呼びます」とおっしゃった時に クラスメイトがいっせいに私のほうを見たのです。
この経験によって、私は「表彰される人間なんだ」というセルフイメージが焼きつきました。 このセルフイメージによって、私は人からほめらることをしたい、 また、褒められるだけの価値がある人間であると考えるようになりました。 繰り返しますが、この過程において私の努力は一切ありません。 すべては周りの影響によって出来たものなのです。