コミュニケーションの豆知識:
セルフイメージがすべてを決める
「出来る」か「出来ない」かを判断する源
私たち人間は大人も子供も常に未経験な事柄に相対することがあります。 その時に、「やる」か「やらない」かを決めているのですが、 その判断をする時に重要なのが、「出来る」のか、「出来ない」のかという判断です。
絶対に不可能であると判断したことに一生懸命取り組む人はまずいません。 例えば、日本に生まれた人間はアメリカ大統領になることは出来ません。 なぜなら、アメリカの大統領になるためには、アメリカで生まれることが条件だからです。 これでは、一生懸命頑張ろうという気にはなりません。
このように出来るか出来ないかが分かりやすければ判断も楽なのですが、 ほとんどの場合は出来るか出来ないかの判断はかなりあいまいです。 新しく習う分野が出来るかどうかや、一輪車を乗りこなせるかどうか等は、 やる前に出来るかどうかを判断することは非常に難しいものです。
大人の方の中には、「出来る」か「出来ない」かではなく、 「やる」か「やらないか」であることを理解している人たちがいらっしゃいます。 「出来る」ようになるまで「やれ」ば、たいていの物事は出来るようになることを、 学生時代や社会・家庭で学び取っているのです。
では、そのような学習を経ていない人たちはどのように判断していくのでしょうか? それが、「セルフイメージ」なのです。