コミュニケーションの豆知識:コミュニケーションの形
子育てにとっての効果的なコミュニケーションとは
最も重要なのは、子供の価値観を理解することです。 まずは子供の話を聞いて、子供が何を基準に考えているのかを察知することです。 ただ、これは「子供の言いなりになる」のとは違います。 私たちの話が子供に伝わるためには、まず子供の話を受け止めなくてはいけません。 「理解するから理解される」のです。
子供は、私たち親に話すことが大好きです。 いえ、親でなくても良いのです。 だれかに話を聞いて欲しい、そして私のことを理解して欲しい。 どんな子供でもそう思っています。 これは、人間の生まれ持った性質なんです。
時間が無い場合は
ただ、この話をご家庭にすると、大体「時間がないから難しい」とおっしゃります。 今の世の中の状況だと共働きするご家庭も多いので、時間がないというのも良く分かります。 ですから、ここでデジタル機器などを使った「非同期通信」を使ってみてはいかがでしょうか?
例えばメールを使ってお子さんとやり取りするのはいかがでしょう。 ただ、先ほども書きましたとおり、文字だけでは思いをすべて伝えるのは難しいのですが、 お子さんが想像しやすい文章にして伝えることが重要です。 そのためには、やはりお子さんと事前によく話しておく必要があります。 他にも、昔ながらの「書置き」も今までに良い成果を上げています。
親の本心に子供が反応する
しかし、最も重要なのは書く内容ではなく、その文章を私たち親がどんな気持ちで書くのか、です。 子供は、親の言葉ではなく本心を見て動きます。 ですから、「この子は駄目な子ね」と心で思いながら書いた文章は子どもを腐らせますし、 「うちの子、大好き!」と心で思いながら書いた文章は子どもを輝かせます。
コミュニケーションは子供を育てる栄養です。 子供にとって良い栄養となるコミュニケーションが多く交わされる事を願って止みません。
文責:次郎丸