コミュニケーションの豆知識:コミュニケーションの形
技術革新がコミュニケーションを変える
昨今のコミュニケーションに関する技術革新は目覚しいものがあります。 携帯電話にメール、FaceBookなどのSNSやツイッターにYou-Tubeなど、 20年前には考えられなかった形に進化しています。 これらのツールを理解することが、今後のコミュニケーションを考えるために非常に重要です。
そこで、最近のコミュニケーション・ツールの傾向を、簡単に2点にまとめてみましょう。
面と向かったコミュニケーションではない
一つ目の特長は、「面と向かったコミュニケーションではない」ということです。 言い換えると、時間や場所を共有しないコミュニケーションなんです。
携帯電話であれば、場所を共有していないコミュニケーション、メールなら場所も時間も共有していないですよね。 非同期通信とは、同じ時間に通信、つまり会話をするわけではないということです。
メールなどが代表例ですが、メールは送信したからといってすぐに相手が見るわけではありません。 手紙も同じような性質を持っていますが、メールのほうが作成にかかる時間が短く、料金が低いので、 より日常的なコミュニケーションの手段としてメールが選ばれやすいのです。
デジタル世界の常識は、物質世界の非常識
二つ目の特長は、「デジタル機器を使用している」ということです。
物質世界とデジタル世界の一番の違いは、物質世界は有限であるのに比べて、デジタルの世界は基本的に無限であるところです。
例えば、手紙と電子メールを比べてみるとよく分かります。手紙は何十通も取っておくと非常にかさばるのに対して、 電子メールは数百通取っていても物質的に増えることがありません。 このことが今のコミュニケーションに大きな影響を与えています。
では、どのような影響を与えるのでしょうか? それを知るには、私たちが何を使ってコミュニケーションをしているのかを知る必要があります。