コミュニケーションの豆知識
コーチングの原則(3):答えを見つける手助けをする
答えは子供の中にあると書きましたが、これを見た方の中で「それは無理なのでは?」と思われた方もいるかもしれません。 もちろん、一人では大人でも難しいものです。 そこで私達大人の出番なのです。 私達がすべきことは一つ。 それは「子供が答えを自ら見つける手助けをする」ことなのです。
では、どのような手助けをすれば良いのでしょうか? それが、「子供に質問する」ことなんです。 コーチングの原則(1)とコーチングの原則(2)の下部に 「こんな一言が効果的」というミニコラムをつけておりましたが、これらがすべてコーチングで使用する言葉なんです。
この質問をするときに重要なのは、「子供の意識を子ども自身の内側に向かせることです。 答えは子供の中にあるのですから、子供が自分自身に意識を向けないと答えは出ません。
この質問をするときに注意したいのが、子供の“心の”安全を確保することです。 子供が何を言っても評価や批判を受けない状況を作らないと、子供は自分の外からの攻撃に備える必要があり、コーチングの目的を達成することが出来ません。